丁字|ちょうじ

丁字はインドネシア原産シソ科の植物です。若い人なら丁字と云うより、ウースターソースの香りづけなどに使われるクローブ(スパイス)と云った方が分かりやすいでしょう。大航海時代には、胡椒などと並んでスパイス貿易の主力商品としてヨーロッパに持ち込まれています。

日本人にも古くから馴染みがあり、江戸時代にはビンツケ油や匂い袋の香料として用いられたとあります。丁字は海外渡来の高価な珍重物であるとともに、仏教においては宝物の一種であり、瑞祥的な意味もありましたので、家紋とされたようです。

家紋の形状としてはたくさんのバリエーションがありますが、丁字と書くぐらいですから釘の形が基本です。英語で言うクローブ(Clove)も釘を意味するラテン語が出典だそうです。


丸に一つ丁子

隅切り角に違い丁子

亀甲に違い丁子

左一つ丁子巴

右一つ丁子巴

丸に並び丁子

左二つ丁子巴

右二つ丁子巴

右三つ丁子巴

丸に右三つ丁子巴

左三つ丁子巴

三つ丁子

丸に三つ丁子

中輪に五つ丁子

六つ丁子

八つ丁子

丸に違い丁子

中輪に六つ丁子

丸に八つ丁子

石持ち地抜き一つ丁子

丸に六つ丁子

三つ盛り違い丁子

剣三つ丁子

変わり違い丁子

三つ割り丁子

陰違い丁子

陰右二つ丁子巴

陰左一つ丁子巴

陰左三つ丁子巴

陰丁子鶴

陰分銅に違い丁子

右金輪丁子

横見丁子

丸に右一つ丁子巴

丸に五つ剣丁子

丸に左三つ丁子巴

丸に三つ並び丁子

金輪丁子巴

九つ丁子車

五つ捻じ丁子

左五つ丁子巴

三つ剣捻じ丁子

三つ組丁子

三つ追い丁子

四つ花形丁子

糸輪に三つ剣丁子

糸輪に八つ丁子

七つ丁子車

石持ち地抜き違い丁子

折れ丁子

雪輪に違い丁子

組み合い二つ丁子巴

丁子桐

丁子枝丸

頭三つ割り丁子

二股丁子の丸

変わり右二つ丁子巴

八つ丁子菱

変わり三つ丁子

変わり丁子車

蔓三つ丁子

蔓四つ丁子菱

野津丁子

六つ組丁子
家紋千社札の音海屋
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