植物紋

蔦|つた

日本十大紋の一つで、蝶や方喰と並んで女性に人気のある紋の一つです。強い生命力、絵になる葉の姿から、藤原時代には既に文様として愛用されていたそうです。戦国時代の武将として名高い藤堂高虎は、この紋を用いています。 また、八代将軍吉宗が出た紀州...
植物紋

椿|つばき

椿は万葉集にも詠まれ、茶道や華道でも愛でられる馴染み深い花。古くから炭や油など素材としても活かされ、染織物や陶磁器の装飾にもよく配われています。 紋章は花を象ったものですが、花がぽとりと落ちることから戦国大名の家紋としては好まれなかったよ...
動物紋

角・鹿・鹿角|つの・しか・かづの

奈良の春日神社のご神体が鹿であるということはご存じですか。古来より鹿は神の使いとして信じられていました。戦国時代の武将たちが使った兜にも、勇壮な鹿角が用いられていました。このようなことが家紋の起こりのようですね。 抱き角 丸に抱き...
動物紋

鶴|つる

「鶴は千年、亀は万年」と云われるように、古来から鶴は亀と並んで長寿のシンボルでした。その瑞祥と優美な姿から、平安時代にはすでに衣服、調度品に多く用いられました。当時の絵巻物にも鶴の紋様は多く描かれています。 現代でも縁起の席には欠かせない...
器物紋

槌|つち

家紋に使われているのは、金槌ではなく木槌です。敵を討つ、あるいは打ち出の小槌など、縁起のよいところから、紋章になったとされています。比較的新しい紋で、江戸時代の紋帳に出てきます。形がユーモラスで楽しいですね。 槌 三つ横槌 三つ...
器物紋

鼓|つづみ

つづみには太鼓も含まれますが、家紋に用いられるには、胴のくびれたいわゆる小鼓です。バリエーションも多く、意匠としては面白い紋ですが、実際に使われている例が少ないとされています。紋章にはもうひとつ、鼓の全形と鼓の皮の間に挟まれた木部・鼓胴を配...
器物紋

鼓胴|つづみどう

※この項「鼓」参照 並び鼓胴 変わり並び鼓胴 違い鼓胴 三つ並び鼓胴 違い横向き鼓胴 三つ鼓胴
自然紋

月|つき

月は古代より人々に親しまれ尊敬された自然神でした。月辰信仰とその美しさから紋に採用されたのは当然といえましょう。図形的にはシンプルな三日月、八日月、弦月、満月などの月形のものと、色々な図案と組み合わされた美しい意匠のものが多いですね。 戦...
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