植物紋

牡丹|ぼたん

牡丹は中国原産の花で、富貴長寿のシンボル、百花の王として愛されました。唐との文化交流により日本に伝来しましたが、そのゴージャスな美しさから早速日本でも栽培され、平安貴族の詩に詠まれたり、衣服の文様として盛んに用いられました。公家の近衛家の正...
植物紋

寓生|ほや

寓生(寄生)とはヤドリギ(寄生木・宿木)のことで、ケヤキやクリ・ブナなどに寄生し、枝から垂れ下がって丸みを帯びた塊状の株を形成します。神使の鳩に添えて紋章にされることも多く、丸い独特の模様は不思議なデザインとして珍重されたようです。 ...
動物紋

鳳凰|ほうおう

家紋は身近なものをモチーフにすることが多く、想像上の動物を意匠として取り上げることは滅多になく、鳳凰紋はその珍しい例です。めでたい瑞鳥ですから、飛鳥平安時代から紋様として様々に用いられてきましたが、意外と家紋として採用した武家は、ほとんどな...
器物紋

帆|ほ

当然のことながら、海事に関係のある一門が用いたとされています。形としては、勇壮で面白いですね。※この項「船」参照 一つ帆巴 二つ帆の丸 三つ帆の丸 丸に一つ帆 石持ち地抜き帆 糸輪に真向き帆 三つ寄せ帆 三つ寄...
自然紋

星|ほし

太陽、月、星など、天体は運命を司る神として古来から信仰の拠り所です。星では、天にあって唯一動かない天体「北極星」、その周りを廻る「北斗七星」は古来から信仰の対象となってきました。 また三つ星は勝ち星といって、戦いに勝つ三つの大将を表わして...
幾何紋

輪:細輪|ほそわ

※この項「輪:糸輪」参照 細輪 細輪にイの字笹 細輪に三つ盛り木瓜 細輪に括り猿 細輪に三つ分銅 細輪に五つ蓮の実 細輪に三つ割り井桁 細輪に錨 細輪に五つ瓜 細輪に並び笄 細輪に立ち木瓜 細輪に並...
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