菖蒲|あやめ

菖蒲はショウブともいいます。もともと中国から伝来した行事「端午の節句」に欠かせない邪気払いの植物としてよく知られており、平安時代から文様として使用されています。家紋としてはポピュラーではありませんが、器物や焼き物の絵柄としては現在でも人気があります。

菖蒲革(しょうぶかわ)は、本来鹿革などを濃い緑色に染めたものに、白地で模様を抜いた染革のことです。菖蒲が勝負・尚武(しょうぶ)に通じることから、武器武具に多く用いられました。また菖蒲の紋様を家紋として用い武具や馬具の革につけられたといいます。使用家は未詳。


丸に菖蒲革

糸輪に菖蒲革
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