橘|たちばな

日本十大家紋の一つ。橘は蜜柑の原種で香気が強く、雪害に強くよく育つことから、人徳があり奥ゆかしい人を「橘のようだ」となぞらえたという逸話があります。万葉集にも橘をたたえた歌がありますし、宮中の紫宸殿の庭には左近の桜とともに右近の橘が植えられていました。

桃の節句には桃の花とともに橘を飾る風習は現在にいたるまで続いています。珍重される植物であったゆえに家紋に使われるようになったのでしょう。橘紋は橘氏の代表紋であり、幕末の大老であった彦根の伊井氏も橘紋です。


五瓜に橘

六つ鐶に橘

亀甲に橘

一重亀甲に橘


丸に橘

菊座橘

向かい橘

三つ橘

隅切り角に橘

三つ割り橘

角立て井筒に橘

井桁に菊座橘

糸菱に覗き橘

菱に橘

三つ割り向こう橘

久世橘

石持ち地抜き橘

丸に三つ橘

丸に組み合わせ枡に橘

杏葉橘

総陰丸に橘

丸に三つ足橘(三茎橘)

向こう橘

日蓮宗橘

橘崩し

糸輪に豆向こう橘

陰光琳枝橘

陰向こう橘

陰八重向こう橘

割り橘

外抱き鷹の羽に橘

橘杏葉

並び橘

橘胡蝶

橘菱

月輪に覗き橘

光琳枝橘

光琳葉敷き橘

三つ割り枝橘

三つ橘亀甲

三つ盛り橘

三つ葉橘

三つ竜胆橘

糸輪に枝橘

団扇橘

七枚葉橘

中陰橘

中陰橘桐

中陰三つ組橘

中輪に橘違い扇

頭合わせ三つ割り橘

入れ違い割り橘

盃橘

八重向こう橘

橘桐

変わり橘蝶

変わり橘鶴

変わり橘菱

変わり向こう橘

変わり浮線橘

変わり蔓橘

抱き橘

裏橘

裏向こう橘

立ち三本橘

六角橘
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