植物紋 萩|はぎ ご存じ秋の七草の一つですね。その可憐な風情が古代から風流人に愛され、器物や衣装などの文様として利用されてきました。家紋としては抱萩、萩丸、割萩、束萩などあります。 束ね萩 抱き萩 萩の丸 抱き割り萩 植物紋
植物紋 芭蕉|ばしょう 異国情緒たっぷりの家紋です。古い紋帳には見あたらないことから、成立は後生とされています。別名を優曇華ともいうそうです。 三つ芭蕉 丸に並び芭蕉 三つ割り芭蕉 三つ追い芭蕉 折れ芭蕉 中陰折れ芭蕉の丸 二つ折れ芭蕉... 植物紋
植物紋 蓮|はす 原産地はインドといわれ,日本には中国を通じて伝わりました。仏像の台座に蓮華座というのがありますが、蓮華とは蓮の花そのものを指す言葉です。 家紋として成立は明らかでありませんが、仏教との関わりが深く、華やかかつ清純な花弁が愛されたからでしょ... 植物紋
植物紋 花角|はなかく 菱紋のバリエーションの一つです。よく似た紋に花菱紋がありますが、花菱が菱の形になっていることに対して、花角は角が立っており正方形の形になります。 七宝に花角 丸に七宝花角 柏七宝に花角 外割り七宝の中に花角 五つ割り七宝... 植物紋
植物紋 花菱|はなびし 菱紋のバリエーションの一つです。菱形の文様を四分してそれを四弁の花に見立てています。唐花菱、唐花とも呼ばれており、もともと大陸伝来の文様とされています。 よく似た紋に花角紋がありますが、花角が角が立ち正方形の形になっていることに対して、花... 植物紋
動物紋 鳩|はと 鳩の紋とは珍しいですね。しかしある種の動物は、いわゆる神の使いとして古来より、家紋のモチーフとして採用されてきました。なかでも鳩は八幡大菩薩の使いとされて、勝利を呼ぶ瑞鳥として、様々な記録に登場しています。 平安時代には平家物語にも登場す... 動物紋
動物紋 蛤|はまぐり 蛤は古来、縁起がよいとされ、慶賀の席には必ず用いられてきた食品です。厄除け、魔除けとしての意味もありますが、貝合せの蛤が一対の貝以外の他の貝とは決して合わないことから、貞淑=夫婦和合という意味合いもあり、披露宴料理に用いられてきました。 ... 動物紋
器物紋 羽子板|はごいた 羽根突きの起源は古く、室町時代には公家がこれで遊んだという記述があります。その後江戸時代に入ると庶民の遊びとして、大いに流行しました。家紋のデザインとしては現代に伝えられていますが、武家で使用したという記録はないそうですから、庶民によって作... 器物紋
器物紋 梯子|はしご 高い所に登るために必要な道具であることから、縁起を担いで紋章化されたという説がありますが、むしろハシゴは攻城戦に欠かせないことから、尚武をイメージしたのではないでしょうか。松平伊豆守が馬印で用いたそうです。 九段梯子 五段梯子 ... 器物紋
器物紋 旗|はた 風に勇壮になびく旗は、源平の赤旗白旗でよく知られるように、古代から武家に用いられてきました。しかし家紋を旗に染めることは流行りましたが、旗そのものを家紋として使っている使用家は少ないようです。 丸に一つ旗 二つ違い国旗 二つ国旗... 器物紋
器物紋 羽箒|はぼうき 鳥の羽根で作られた小型のほうきで、茶器や漆器などの塵をはらう用具です。紋は実形をそのまま象っています。 羽箒 違い羽箒 並び羽箒 外向き立ち羽箒 二つ追い羽箒 三つ追い羽箒 器物紋