釘抜きといえば、現代人の我々は鋏状のやっとこを連想しますが、通常家紋で釘抜紋といえば◇状の座を図形にしたものです。これは本来、座金を表しており、テコと組み合わせて使用します。ですから元々は釘抜座紋と呼ばれ、時代が下って省略されて釘抜紋と呼称されるようになりました。
「くぎをぬく」が転じて「九城をぬく」といわれ、戦勝をシンボルする家紋として使われるようになりました。縁起に加え形状がシンプルで、遠くからでもよく目立つため、多くの武将が用いました。あの蒙古襲来絵詞の中にも、この紋が描かれているそうです。
釘抜き |
石持ち地抜き釘抜き |
丸に釘抜き |
丸に違い釘抜き |
丸に陰陽違い釘抜き |
糸輪に違い釘抜き |
違い釘抜き |
陰陽違い釘抜き |
釘抜き菱 |
折れ釘抜き |
三つ釘抜きに閂 |
扇に地抜き釘抜き |
丸に重ね釘抜き |
丸に三つ割り釘抜き |
三つ盛り丸に釘抜き |
外四つ鐶に釘抜き |
外六つ鐶に丸に釘抜き |
梃釘抜き |
丸に洲浜に釘抜き |
扇に地抜き丸に釘抜き |
丸に梃釘抜き菱 |
丸に一つ釘抜き |
抱き鷹の羽に釘抜き |
二つ違い釘抜き |
平井筒に釘抜き |
一柳釘抜き |